サーバメンテナンス詳細

忘れないうちに書いておこう。今回のメンテナンスの目的は、以下の4つでした。

  1. ケース内清掃
  2. IEEE1394 PCI カード増設
  3. GbE NIC 増設
  4. HDD 増設

ケース内清掃は結構久しぶりで、ブロワーで吹き出しながら掃除機で吸っていたのですが、特にCPU クーラファンあたりからどす黒く、細かいホコリ(というレベルでは最早ないような…) がいっぱい出てきたりしましたのでやってて良かった早めの清掃。
IEEE1394 PCI カードは、丁度余っていたので、万が一のバックアップ作業とかで外付けHDD とかを使う場合を想定して増設。古いマザーなのでUSB1 しか付いてないし、あった方が微妙に安心。
GbE NIC は、前々からやろうと思っていたので、思い切ってこの機会に。これで常用PC は全てGbE NIC にリプレースできたので、近いうちにアライドテレシスの8ポート GbE ハブ 「CentreCOM GS908GT」 を購入予定。
さてさて、買ったのはIntel(R) PRO/1000 MT デスクトップ・アダプタ(PWLA8391MT) です。
割とどうでもいい事ですが最近のPC はNIC が標準装備になったからか、PC パーツショップですら、NIC(しかも普通の10/100 とか) の取り扱いが限りなく小さくなっているのはどういう事ですか? GbE NIC を求めて日本橋かけずり回っても扱ってたのが僅か2,3 件という。さほど数が出るモンじゃないから仕方ないと言えば仕方ないけど。
あと、Intel のGbE NIC といえば少し前に偽造品が出回った りもしましたがこれは型番が変わってるので特に問題はないでしょう。
あまり深く考えず、これまで使っていたいわゆる "DEC Tulip(21140-AF)" なNIC と差し替え。既にドライバがあるNIC の場合は自動認識してくれますが、ウチのRHL9 では認識してくれず。仕方ないのでオフィシャルからドライバを落とす。

といっても、Linux なので.tar.gz。しかも自分でコンパイルもしないと行けない。さすがLinux。幸い、SPEC ファイルがあるので、こいつを流用してパッケージをビルドすると後々ラクでしょう。あとは以下のような感じでNIC が認識できました。


# rpmbuild -ta --target i686 e1000-5.7.6.tar.gz
# rpm ivh /usr/src/redhat/RPMS/i686/e1000-5.7.6-1.i686.rpm
# insmod e1000
# /sbin/lsmod
# /sbin/ifconfig -a

参考にしたのは付属のドキュメント と以下のサイトです。

と書くと、結構あっさり設定できたように見えますが、実際には相当な試行錯誤があったりしました。要は「スタンドアローンなPC にどうやってドライバを持って行くか」 という事なのですが、ナゼかFDD が壊れててFD 経由の受け渡しが出来ず、仕方なくCD-RW にディスクアットワンスで書いてみてもマウントできず、やむなくNIC 付属のCD-ROM から古いバージョンのドライバを拾って一端認識させた後、ネットにある最新版ドライバに入れ替えたりとかしてました。やれやれ。
最後に、HDD 増設。本来はこれが主目的だったのですが、ここに至るまでが長かった。設定自体は、以下のサイトの説明通りでいけました。最初何も考えずにフォーマットしたらext2 になってて、ext3 でフォーマットし直した以外は特に問題もなく。

HDD の寿命からして、新しいHDD に丸ごと環境を引っ越した方が良かったはずですが、今回は気力や時間の関係で、単に増設して終了。これはまた機会があれば。