[はてな] やはりセガは尊敬に値するメーカだ!!

※この記事ははてなダイアリーから移転したものです。リンク切れなどは(気が向けば)修正するかも。

「SEGA AGES 2500シリーズ」 といえば出た当初はなんかビミョー、ってのが感想だったのだけど、最近は方針が微妙に変わってきたみたいで、プロデューサの人のインタビュー記事がとてもアツく、リアルに泣けたので感想とか。いやそうじゃない、「スペハリ2」 買わないと!!
B000A3DB1M SEGA AGES 2500シリーズ Vol.20 スペースハリアーII ~スペースハリアーコンプリートコレクション~
ゲーム屋としての本領発揮、セガ内外の持てる力を駆使して各種資料をこれでもか! というくらいに詰め込んでみたり、エミュの入力遅延問題を解消するためにエミュを作り直したりとか、およそ2,500円そこらで作って採算が取れる商品とは思えない!!
その労力を、単純に良い作品は後世に残していかないと、とか言うんじゃなくて、なんか、こう、ゲーム屋としての歴史の重みがそうさせているのではないかとか思って、セガハードはDC くらいしか持ってないけど応援したい気持ちでいっぱいだ!
なかでも、このへんが泣けたので引用。

奥成 あと「スペースハリアー」といえば筐体。本当は筐体まで移植できたらいいんですけど(笑) そこで筐体の話とか、当時のスタッフに「『「スペースハリアー』とはどんな状況で作られたものであるのか」とか「ハイスコアとか、こういう楽しみ方をしていたよね」などの思い出を説明書のなかで語ってもらうことで、このゲームにまつわる記憶をどんどん思い出してくれるだろうと。あとは、ソフトのなかにあるギャラリーモードで、当時のチラシや取り扱い説明書であるとか......もう捨てちゃったけどしばらく持ってたとか、これはお店で見た覚えがあるなとか、そこから発展して「俺の友だちに当時こんなバカなやつがいてさぁ」みたいなところまで思い出せたりするかもしれないし、「スペースハリアー」の横で一緒にやってた別のゲームのことも思い出すかもしれない。
 ただ、「スペースハリアー」みたいなゲームなら、きっと"ゲームの楽しい記憶"を思い出せるはずなんですね。そこから「そうだよ、俺はゲーム好きだったんだよ」って、「スペースハリアー」の頃に一番ゲームをやっていて、たぶん今はあまりゲームをやってない人たちが、当時のゲームに対する熱い想いを甦らせるためのサポートができるようなところまで作ってあげたかったというのがあって、そこをサポートするのが今回の説明書だったり、ソフトに入れたギャラリーモードなわけです。

もうね、分かってる人の言葉はなんでこんなにも心に響くのかと。ロートルゲーマー狙い撃たれてますよと。
セガはやはりアーケードをやるべきだった、という意見もあるけど、個人的にはコンシューマハードから手を引いたのは正解だったように思う。

いやほんと、DC はいいハードなんだけど...ね。でもDC の業務用版NAOMI 基盤が「ムシキング」 で大活躍な今日この頃、なにがどう転ぶか分からないよね。
あと、やっぱり、開発者側の声をあますことなくユーザに届けてくれるインタビュアーの存在は貴重だなぁ。初期の「ハイパープレイステーション」 もそうだったし。あぁいう雑誌よ再び!!