「メインマシン環境再構築中」、「メインPC 増強」 から2年、なんとなく、Core2 Duo に乗り換えてみました。
普通に考えれば、Socket478 → LGA775、865 chipset → 9x5 chipset、DDR → DDRII、AGP → PCI-Express への移行が同時に発生するので、なかなか色々と厳しいのですが、そこに颯爽と現れたのが一部では「変態」 の称号でおなじみ、865 chipset なのにLGA775、DDR、AGP なマザーボート、ASRock 製 ConRoe865PE。
- ASRock -> Products -> ConRoe865PE
http://www.asrock.com/product/ConRoe865PE.htm - ASRock/Conroe865PE - wiki@nothing
http://wiki.nothing.sh/page/ASRock/Conroe865PE
何より嬉しいのが、これまで使っていた Intel のD865PERLK とチップセットが同じなため、Windows を再インストールしなくても動く可能性が高い、ということ。もちろんちゃんと動くかどうかは自己責任ですし、普通は再インストールするものだけど、メインPC となるとなかなかそういう時間も取れなかったりするので。
マイクロソフト的正式なマザーボート換装方法もあるのだけど、結局、単純に繋ぎ換え、何度かドライバインストールとかで再起動した後、正常に動くようになったっぽい。
- Windows Server 2003、Windows XP または Windows 2000 を実行しているコンピュータのマザーボードを交換する方法
http://support.microsoft.com/kb/824125/ja
というわけでこういう構成になりました。
- CPU : Core2 Duo E6400 (SL9S9、MADE IN MALAYSIA)
- CPU COOLER : XP-120 + LGA775 RM + 鎌風の風120
- M/B : ASRock ConRoe865PE
- Memory : Kingston KVR400X64C3A/256 (256MB 400MHz DDR PC3200 DIMM 3-3-3) x4 = 1GB
- 電源 : ENERMAX ENERMAX NOISETAKE EG475P-VE SFMA V2.0
- AGP : Sapphire Radeon 9600
- PCI1 : Intel Intel® PRO/1000 GT Desktop Adapter
- PCI2 : Canopus DV Storm 3
- PCI3 : Creative E-MU 0404
- PCI4 : Canopus MTV2000 Plus
- PCI5 : Canopus VideoGate 1000
- HDD : Seagate Barracuda 7200.10 SATA - ST3320620AS
- DVD-ROM : TOSHIBA SD-M1712
- DVD-RAM/R : Panasonic LF-M621
当初、PCI5 にE-MU 0404 を挿していたのですが、どうにも音にノイズが乗るようになってしまい、どうしたものか…と思っていたところ、某ASRock スレ(スレタイがちょっとアレなので、自作板で「変態」 で検索してね…) の情報に従って位置を入れ替えてみたところ、安定しました。
PCI1→PCI5と共有
PCI2→LANと共有
PCI3→USB2と共有
PCI4→単独使用
PCI5→PCI1と共有
ConRoe865PE はCL2.5 なDDR400 メモリを要求するのですが、CL3 でも一応FSB 266MHz で動いてます。で今は気持ちオーバークロック気味な270MHz で常用中。これ以上上げると電源を入れても全く起動しなくなり、バッテリを抜いた上でCMOS クリアをする必要があるので大変面倒。
さて…、カンタンにですが、移行前と移行後でベンチマークを取ってみました。常駐ソフトが沢山走っている状態での測定で、さほど厳密なものではないので、参考程度で。
移行前(Pentium 4 3EGHz)
移行後 (C2D E6400 2.13GHz)
Integer が倍近くになってますが、その分メモリが2/3 くらいになってます。変な構成だから仕方ないか…。Super π 104万桁 は47秒から32秒になりました。
あともうひとつ、CrystalMark。こっちは移行後のみ。ちょっと設定ミスでFSB 260MHz 時での測定。
ベンチ結果は微妙といえば微妙ですが、実際に操作した感じは全体的に速くなったように感じます。換えた甲斐はあった…かな。
あと、CPU 温度ですが、Core Temp Beta 0.9.0.91 読みで平常時が40度@気温27度くらい、負荷をかけても55度くらいなので、これまでのことを思えばかなり低発熱で良い感じです。
MTV2000 Plus での録画予約は問題なく動いています。ただ、スタンバイ(S3) 時にケースファンとかが止まらない、という仕様があるみたいで、さらに、休止状態(S4) に落とすときに、何かキーを押さないと完全に電源が落ちないです。ただ、どちらも動作自体は問題ないので、自分で落とせるときは休止状態、録画予約後にはスタンバイとすることで運用することにしてみた。原因追及も難しいっぽいのでこれはこれで。
普通のCore2 Duo 対応マザーだとPCI スロットが4本以上あるのってあまりないようで、PCI カードを沢山挿す必要がある環境のヒトにはかなりイイかも。
もうしばらくDDR + AGP で引っ張る予定。