Core2 Duo 始めました

メインマシン環境再構築中」、「メインPC 増強」 から2年、なんとなく、Core2 Duo に乗り換えてみました。


普通に考えれば、Socket478 → LGA775、865 chipset → 9x5 chipset、DDR → DDRII、AGP → PCI-Express への移行が同時に発生するので、なかなか色々と厳しいのですが、そこに颯爽と現れたのが一部では「変態」 の称号でおなじみ、865 chipset なのにLGA775、DDR、AGP なマザーボート、ASRock 製 ConRoe865PE。

何より嬉しいのが、これまで使っていた Intel のD865PERLK とチップセットが同じなため、Windows を再インストールしなくても動く可能性が高い、ということ。もちろんちゃんと動くかどうかは自己責任ですし、普通は再インストールするものだけど、メインPC となるとなかなかそういう時間も取れなかったりするので。
マイクロソフト的正式なマザーボート換装方法もあるのだけど、結局、単純に繋ぎ換え、何度かドライバインストールとかで再起動した後、正常に動くようになったっぽい。

というわけでこういう構成になりました。

当初、PCI5 にE-MU 0404 を挿していたのですが、どうにも音にノイズが乗るようになってしまい、どうしたものか…と思っていたところ、某ASRock スレ(スレタイがちょっとアレなので、自作板で「変態」 で検索してね…) の情報に従って位置を入れ替えてみたところ、安定しました。

PCI1→PCI5と共有
PCI2→LANと共有
PCI3→USB2と共有
PCI4→単独使用
PCI5→PCI1と共有

ConRoe865PE はCL2.5 なDDR400 メモリを要求するのですが、CL3 でも一応FSB 266MHz で動いてます。で今は気持ちオーバークロック気味な270MHz で常用中。これ以上上げると電源を入れても全く起動しなくなり、バッテリを抜いた上でCMOS クリアをする必要があるので大変面倒。
さて…、カンタンにですが、移行前と移行後でベンチマークを取ってみました。常駐ソフトが沢山走っている状態での測定で、さほど厳密なものではないので、参考程度で。
移行前(Pentium 4 3EGHz)
P4_HDBENCH.png
移行後 (C2D E6400 2.13GHz)
HDBENCH.png
Integer が倍近くになってますが、その分メモリが2/3 くらいになってます。変な構成だから仕方ないか…。Super π 104万桁 は47秒から32秒になりました。
あともうひとつ、CrystalMark。こっちは移行後のみ。ちょっと設定ミスでFSB 260MHz 時での測定。
CrystalMark.png
ベンチ結果は微妙といえば微妙ですが、実際に操作した感じは全体的に速くなったように感じます。換えた甲斐はあった…かな。
あと、CPU 温度ですが、Core Temp Beta 0.9.0.91 読みで平常時が40度@気温27度くらい、負荷をかけても55度くらいなので、これまでのことを思えばかなり低発熱で良い感じです。
MTV2000 Plus での録画予約は問題なく動いています。ただ、スタンバイ(S3) 時にケースファンとかが止まらない、という仕様があるみたいで、さらに、休止状態(S4) に落とすときに、何かキーを押さないと完全に電源が落ちないです。ただ、どちらも動作自体は問題ないので、自分で落とせるときは休止状態、録画予約後にはスタンバイとすることで運用することにしてみた。原因追及も難しいっぽいのでこれはこれで。
普通のCore2 Duo 対応マザーだとPCI スロットが4本以上あるのってあまりないようで、PCI カードを沢山挿す必要がある環境のヒトにはかなりイイかも。
もうしばらくDDR + AGP で引っ張る予定。