サウンドハウスの格安USB-HDMIキャプチャ買った・2

サウンドハウスの格安USB-HDMIキャプチャ買った | alectrope」 の続き。Splatoon 3 のために再度環境見直しやってステレオ周りも少しシンプルになったので備忘録を兼ねて。

前買ったのはサウンドハウスのこれ。

仕様的には1080p 60fps は受けられますがキャプチャは1080p 30fps、実用上は720p 60fps の方が良いかも、という感じです。画質はそれなり。ステレオ音声が変な形でモノラルになってるので、前回同様mono-to-stereo を使ってステレオに分離しますが、どうにもステレオの左右が逆になってる模様。OBS 単体でこのあたりどうにかできるらしいんですがどうにかできなかったのでmono-to-stereo 使ってます。

前回はASIO プラグインを使いましたが、OBS アップデートに伴いASIO プラグインが使えなくなってたので、今回はOBS 内でVST プラグインを使って左右反転させました(後述)。

mono-to-stereo 使い方おさらい。まずは認識されてるデバイスを確認。

> mono-to-stereo.exe --list-devices
Active render endpoints found: 2
スピーカー (2- USB Audio CODEC )
スピーカー (2- Realtek(R) Audio)

Active capture endpoints found: 2
デジタル オーディオ インターフェイス (3- USB Digital Audio)
マイク (2- USB Audio CODEC )

"render endpoints" にあるのが入力側、"capture endpoints" が出力側、となります。で、うちの場合は以下のような感じに。

> mono-to-stereo.exe --no-skip-first-sample --in-device "デジタル オーディオ インターフェイス (3- USB Digital Audio)" --out-device "スピーカー (2- Realtek(R) Audio)" --buffer-size 128

入力側の"デジタル オーディオ インターフェイス (3- USB Digital Audio)" はベリンガー Q502USB XENYX ってミキサーデバイスで、PC とはUSB 接続、出力側の"スピーカー (2- Realtek(R) Audio)" はPC(Lenovo ThinkCentre M75q Gen 2) の内蔵サウンドデバイス。

出力側を"スピーカー (2- USB Audio CODEC )" にするとOBS で取り込んだときに音が混ざるので、このようにした上で、"スピーカー (2- Realtek(R) Audio)" はシステムでボリューム0 にしています。

次はOBS の設定。"ソース" に"映像キャプチャデバイス" と"音声出力キャプチャ" を追加します。"映像キャプチャデバイス" の音声デバイスは"デジタル オーディオ インターフェイス (3- USB Digital Audio)" で。Switch の映像出力は720p にしているので"解像度" も"1280x720" で。これで60fps で撮れます。

ついでに、エフェクトフィルタで色補正フィルタ追加しちょっと色味調整。素人の感覚による調整なので参考までに。

"音声出力キャプチャ" のデバイスは"スピーカー (2- Realtek(R) Audio)" を設定し、mono-to-stereo でステレオ化した音声を入れます。

"映像キャプチャデバイス" の音声は"モニターのみ(出力はミュート" にした上でメイン画面でミュート。"音声出力キャプチャ" を"モニターオフ" にしておくと録画/配信のみ音声が入る状態にできます。

最後に、音声の左右を反転させるため、VST プラグインのMSED をインストールして音声出力キャプチャのフィルタに追加。

MSED で"CH SWAP" のボタンを押して黄色になったら左右反転されてるはず。たぶん。

いまTwitch で見られるやつはこの環境で配信したものです。参考になれば。

ところで、CHD201 はHDMI 1入力しかなく、わずかながらも遅延があるため、HDMI 分配器を入れた方が良いです。これから買うなら、1つ上の CHD302 のほうがHDMI 分配機能付いてるし良いかも。音声のクセは同じなので同様に対処すればひとまずOK。

面倒なことを避けたい場合、AVerMedia とかElgato の2万円くらいのを買えば間違いないです。1万円くらいのは一番中途半端なので割り切って格安で環境作るのもアリですよ。