「PStart」 でUSB メモリ内のアプリケーションの起動をラクチンに

Going My Way: USBドライブで使うPortable Skypeの設定方法」 の後半で紹介されていたツールなのですが、長らく何とかならないかと思ってたことが一挙に解決できたのでメモ。
USB メモリに何かアプリケーションを入れた場合、それをどうやって起動するか、ってのは結構面倒です。ショートカットを作ればラクですが、PC の環境によってはマウントされるドライブレターが変わる可能性があるため、これも完全ではありません。なのでこれまではアプリケーションのフォルダを開いて直接実行してました。
で、今回見つけた「PStart」は、要はアプリケーションランチャなのですが、USB メモリにインストール(ルートフォルダにコピー) することができ、また、登録されたアプリケーションは全て相対パスで管理されるため、「PStart」 さえ起動すればドライブレターのことは気にしなくても良くなります。また、プロパティで設定しておけば「PStart」 起動時に自動的に任意のアプリケーションを起動させる事も可能です。
と、これだけでもベンリなのですが、USB メモリを挿せばあとは全自動で任意のアプリケーションを起動させるように出来ないかな、とちょっと欲が出てきた。CD-ROM だとルートフォルダの"autorun.inf" というファイルでそのへんは制御できるのですが、USB メモリの場合はどうなのかと調べてみたところ、どうやらWindowsXP SP2 では"autorun.inf" での制御に対応しているらしい。というわけで下のサイトを参考にして書いてみたけどうまく行かない。

実際に書いたのはこういう感じ。


[autorun]
action=@PStart.exe
open=PStart.exe
icon=RUF-K.ico

OS 側の問題っぽいんだけど、レジストリを確認してみても自動実行できるようになってるし。なんだろう。

ちなみにアイコンは以下のサイトのを利用させていただきました。ありがとうございます。

で、OS レベルでの対応は諦めて、「APO Usb autorun」 を使ってみることにした。

適当な場所にインストールし、"APO Usb Autorun" を実行した後にUSB メモリを挿せば"autorun.inf" の記述に従って任意のアプリケーション(この場合は「PStart」) が自動起動しました。おおお!! コレだよコレ!!
あとは、終了もスマートにやれたらなぁ、ということで「UnplugDrive Portable」。

ダブルクリックで実行するだけで「ハードウェアの安全な取り外し」 を実行したのと同じ効果が得られます。で、こいつも「PStart」 に登録、実行後大急ぎで「PStart」 を終了、てのは間に合わなかった。どちらかに起動遅延オプションがあればよかったのに。
とはいえ、ここまででもかなりベンリになりました。オススメ。
USB メモリで持ち運べる○○、ってのは結構ニーズがあるのかな。OpenOffice は魅力的かも。

ちなみに、USB メモリはこないだ買い換えたソニーのUSM512E がオススメ。っと。
(2006/03/07 22:47 追記)
コメントで一つ前の2.05 用日本語化パッチがあることを教えて頂きました。オリジナルのインストーラに対してのパッチです。オリジナルのファイルはリンクが無かったのですが、"http://www.pegtop.net/files/PStart205.exe" でダウンロードできたのでコレで大丈夫っぽいです。


(2006/07/04 18:42 追記)
PStart Version 2.08 と、日本語化ファイルが出ていることに気づいたので早速アップデート。

日本語化ファイルをダウンロードして解凍してできたパッチを、PStart インストーラと同じフォルダにおいてパッチを実行するとインストーラ自体を日本語化してくれますので、あとはPStart インストーラを実行すれば日本語化されたPStart がインストールされます。
history」 を読むと、version 2.07 においてPStart 終了時に任意のアプリケーションを実行できるようになった、とあったので、UnplugDrive Portable のプロパティで [拡張]タブ-[自動実行]-[終了時] に設定、PStart を終了させる時に自動的にUnplugDrive Portable が起動するように。"-c" オプションを付けて確認ダイアログを表示させるようにしているので、[OK] ボタンを押せば(可能であれば) そのままUSB メモリを終了してくれる。終了時の手間がひとつ省けてさらにベンリになったよ。

(2006/07/21 07:26 追記)

(2006/08/03 16:26 追記)

(2006/09/25 16:36 追記)
コメント欄で教えていただいた記述方法を試してみました。USB メモリのルートフォルダに置く"autorun.ini" を以下のように記述。


[autorun]
OPEN=PStart.exe
ICON=PStart.exe
ACTION = Usb-Menu

PStart.exe 自身にアイコンが含まれているので、別途アイコンファイルを用意する手間が省略できました。で、USB メモリを挿した時にXP のメニューが表示される環境では問題なくメニューが表示されることを確認。
ただ、別の環境ではやはり自動起動が動いていないっぽいので、「APO Usb autorun」 も併用し続けないといけないのはちょっと残念。原因もよくわからないですが、一手間書ければ一応動くことは動くので、深く追求することはやめよう。
(2006/10/25 00:42 追記)
いつの間にかPStart 2.09 出てました。日本語パッチも出てます。