Windows 7 β も出たことだし、放置しているDell SC440 に入れて遊んでみるついでに、これまた同じくほったらかしになってるGeForce 8600GT の端子を削ってSC440 にさしてみよう、というお話。
カードはASUS EN8600GT SILENT/HTDP/256M。ファンレスで2スロット消費。
- ASUSTeK Computer Inc.
http://www.asus.co.jp/products.aspx?l1=2&l2=6&l3=514&l4=0&model=1642&modelmenu=1 - EN8600GT SILENT/HTDP/256M 株式会社ユニティ
http://www.unitycorp.co.jp/asus/vga/nvidia/pciex/en8600gt_silent_htdp256m/en8600gt_silent_htdp256m.html
SC440 の場合、電源が300W 程度なので、外部電源を必要とするようなビデオカードは避けておいた方が良いと思います。個人的に、ビデオカードのファンの音は非常に気になるので、ファンレス。BTX ならばきちんと冷却してくれるはず。
どこをどう削ればよいかについてはこの辺参照。
- PowerEdge/PCI-EXPRESSスロットの削り方 - usyWiki
http://pc.usy.jp/wiki/index.php?PowerEdge%2FPCI-EXPRESS%A5%B9%A5%ED%A5%C3%A5%C8%A4%CE%BA%EF%A4%EA%CA%FD#gbe79640 - 105円でできる(?) かんたんVGAカード改造 SC420 Maniacs/ウェブリブログ
http://sc420.at.webry.info/200804/article_9.html - SC430 の改造
http://www.asahi-net.or.jp/~ei6n-yngw/sc430.html
今回はビデオカード側を削っているけど、SC440 マザーボードのスロットをカットする、という方法もあります。どちらの保証を取っておきたいか、など勘案してそれぞれの判断で。
そもそも、こういった改造は単に保証外になるだけでなく、工作時のミスでどこかショートさせて壊してしまったりとか、最悪の場合、発熱や発火などの可能性もあるので慎重に。
この記事を読んで改造を行い、何らかの不具合が起きたとしても一切責任持てませんので、「改造は自己責任」ということでよろしくお願いします。
なお、Wikipedia では「相互接続性の問題」 という項目でこのあたりのことを記述してます。
ただ、「Serial PCI Express Bus 16x Pinout and PCIe Pin out Signal Names」 を読む限り、電源関係の端子は先頭の11ピンに集中していて、あとはPCI Express の転送に使われているだけのようにも見えるけど...、どうだろ。
で、この表でいうところの50ピン(GPUクーラが載っている方を表として、右から数えて33番目) より後が不要なのでバッサリと全部削ってしまってOK です。ただ全部削るのも面倒なので、工作の手間を考えて50-52ピン(右から数えて31-33番目)の3つだけを削ることにします。
一応、現物あわせもしてみる。このSLOT4 の形状は多分x8 のはずなのだけど、電気的にはx4、ということらしい。
参考までに、今回用意した道具たち。あんまり使わなかったのもあるけど、ヤスリは数種類あった方がよいです。とにかくヤスリ重要。あと小さな金属ノコギリ的なものがあるともっとラクかも。
ニッパー、カッターでキズを少しずつ大きくしていく。もう後戻りは出来ない。
大胆かつ慎重に。「削りすぎた!?」 となってからでは遅いので、焦ってきたら深呼吸など。
最後は現物とあわせながら、ヤスリで削って削ってこんな感じに。粉粉になるので、エアダスターもあったほうがいいです。
裏側から。正直、ちょっと粗い。削り始めてからここまで、写真撮ったりしながらだったので約30分。
2ピン分ではちょっときつい。3ピン分削らないと入らない気がする。
SC440 はBTX なので、通常と上下が逆(「表」が上側) になります。BTX は冷却効率が高いので、ファンレスでも安心。多分。
そしてあとはSC440 に入れて起動確認。ビデオカードをさすとビデオカードの出力が自動的に優先になるみたい。とりあえずBIOS が映ればOK と思います。あと、念のため、焦げ臭い臭いがしないかなどもチェックしておいた方がよいかと。
問題なさそうだったので、早速Windows 7 β 入れてみた。詳細はまた後日。