iPhone が異常に発熱するのでジーニアスバーに行くつもりが何とか自力解決できたけど結局ジーニアスバーに行ってみた

ようやく「iPhone 5s の液晶に常時点灯があったのジーニアスバーで交換」 で書いた、ジーニアスバーで交換したiPhone 5s ですが、今月頭くらいから使用中にiPhone 本体が発熱する、という現象が多発するようになりました。
キーボードリセットと復元を試してもダメ。


どれか特定のアプリが原因ではないのか、と疑ってみたり、このアプリが原因ではなかったり。


メモリ解放ソフトでプロセス強制解放する、という泥縄な運用で様子を見ようと考えたり。


結局解放してもすぐ負荷が上がるので全くダメ。


というわけで、ジーニアスバー予約してみたものの、おそらくソフトウェア側の問題だろうからとりあえず的に本体交換しても多分これ改善しないだろうなーと思いつつ、ふと思いついてもう少し切り分けを進めたら、原因がほぼ特定できました。


iOS にはユーザ辞書ってのがあって、iCloud の「書類とデータ」をオンにしておくと各iOS 端末、Mac と同期してくれるのですが、たまにこの辞書が壊れることがあるみたいで、壊れてしまうと同期が上手くいかなくなってCPU に負荷を掛け、結果的にバッテリも多く消費する、ということになる模様。
で、オンオフ繰り返してるとMac 側のユーザ辞書(ことえり用の辞書) も同様におかしくなってきた。


もはやどうしようもないので、iCloud のサイトから書類とデータのリセットを実施。おそらく、各端末とは別に、iCloud 上にデータがあるはずで、これをリセットしているのだと思います。

これでiPhone 5s の暴走もなくなり、ユーザ辞書も正常に登録されている状態、となりました。Mac のユーザ辞書は戻ってませんが、普段使ってるのはATOK なので、特にこれ以上は気にしないことに。


ここまで前フリ。折角予約したジーニアスバーも、問題が解決してしまったのでキャンセルしようかと思ったのですが、そういえば...と思い出したのがこれ。

ウチのau iPhone 5 はバッチリこれの対象だったので、持って行こうか、ということに。ちなみに、バッテリー交換プログラムの方は対象外でした。

iPhone 5 はiOS 6 のままでおいていたので、まずはiOS 7 にアップデート。とその前にユーザ辞書を確認したところ、同じものが数百個、重複して登録されていて、そうかこれが元凶ッ...!! とiCloud の書類とデータをオフってみましたが全く消える様子がないので、アップデート、復元して様子を見ることに。


そして復元後、こっちでも同じ現象が。


というわけで、(1)スリープボタン交換プログラムに申し込めるのか、(2)iCloud のユーザ辞書同期をうまく行う方法はあるのか、という2点をジーニアスに聞くことにしました。


待ち時間も含め、滞在時間20分程度で終了。予約さえ入れておけばさほど待つこともないのでいい感じです、が、もうスペース的にかなり手狭になってきてる気がする...。で、対応結果ですが、
(1)iPhone 5 スリープボタン交換プログラムについては、「あくまでリコールではないので、スリープボタンの不具合が現在出ていないのであれば受けつけない」とのこと。プログラム開始直後はともかく、現在の基準では、予防交換とかはやってない模様。あと、プログラムの有効期間が2年となっているので、その期間を過ぎた場合に発症した場合は、有償での通常の本体交換(たぶん2万円ちょいくらい) となるので、その場合は機種変更をお勧めしている...とのこと。まあこれが現在のジーニアスバーの公式見解なんじゃないかと。
(2)iCloud のユーザ辞書がおかしくなる件は、Apple としては認識している不具合(と受け取れるニュアンス) だけど、具体的にこうすれば100% 直る、という方法はなく、もしMac を使っているのであればMac 側のユーザ辞書を消すなどの方法で同期し直すことが可能と思われる、なお、iPhone 単体で不具合を解消する方法はない、ということでした。こっちもまあ現在のジーニアスバーの公式見解なんでしょうけど、この回答は割とガッカリ。こっちの聞き方の問題もあったかと思われますが(もちろん喧嘩腰とかじゃないよ)、こっちが困ってるのにそれはどうにもならないですね~みたいな感じに受け取れたので。
個人的には、iPhone 5 のスリープボタンよりもiPhone 4 のホームボタンを修理して欲しいのに、みたいなことを思いました(わりと切実)。