1.56 あたりから移行する場合、まずは「1.60 正式版をインストールされる前に必ずお読み下さい(重要)」 をよく読み、よく理解します。これまではユーザごとに設定を別々に保存するかどうか好きにできたのが、セキュリティ上の問題で強制的にユーザごとに設定保存するようになりました。保存先が変わるので、ちょっと注意。でも手順どおりにやれば問題ないはずです。
また、History.ini(ページ閲覧履歴)、LastWnd.ini(終了時に開いているページ)、CloseURL.ini(閉じたページ) の保存ファイルが変更になったため、特に普段からタブをいっぱい開いていて、開いたまま終了させたりしているようなヒトは要注意。対策は、今使っているSleipnir で開いているページをグループに登録した後(1.56だと[ウィンドウ]-[現在の状態を保存])、1.60 にアップグレードして、グループを開くと復帰できると思います。グループ機能はうまく使えばすごい便利な気がします。
入れ替えの作業で影響が大きそうなのはたぶんこのへんくらいです、あとは「更新内容」 で確認してみてください。今回のバージョンアップで密かに"Gecko ActiveX Control" による、Gecko エンジンでのHTML レンダリングへの対応が進み始めてたりしてます。現状はまだ仮機能ということで、不具合とかもあるみたいですが、いずれGecko エンジンも内包していく方向にあるようです。すごいなあ。とりあえず試してみたヒトは「Sleipnir - Gecko」 を読んで試してみてください。