ソーシャルネットワークサービスの次

タイトルだけご大層ですが、内容はたいしたことありません。タイトルにひかれた読みにこられた方、すみません。
いや要はEsther Dyson さんの「私が望むソーシャルネットワーク」 というコラムに、最近思っていたこととかがよくまとめられていて、そうそうそう!! と何度も膝をうちながら読んだので、これを忘れないようにと思いつつ、ちょこっと思うことを書いておこうかと。なのであまりまとまってません。
文中で取り上げられているLinkedIn (https://www.linkedin.com/) というのもソーシャルネットワークサービスのようですが、説明を読む限りでは他の同種のサービスとは趣が異なるようです。言葉にすると「同じじゃん」 という気もするのですが。
いくつかお誘いいただきましたが、結局定常的に見ているのはミクシィ だけだったりします。単純に、他のよりは使い心地が良かったとか、そんなくらいの理由です。フレンドリストを増やすことに熱心になることもなく(むしろまったく増えてない)、単に情報収集するだけならばなにも閉じた世界の中でやる必要もなく、どう扱ったらよいものかと思いつつ、人様のプロフィールに足あと残してばっかりいます。
根底の思想に「友達の友達は友達」 というのがあるようですが、私的には「友達の友達は他人」 なんです(だからフレンドリストが増えないともいう)。もっとここらへんを橋渡しする、つながりを作るような仕組みがあればと思うのですが。「友達/友達の友達」 というような、静的な、消極的なのとは別のレイヤーで積極的につながっていきたいと、思うのです。なければないで微妙な距離感を保ち続けることになり、それはそれで面白くもあるのですけど。
読冊日記 2004年 6月中旬 ぱど厨になってみる」 (http://homepage3.nifty.com/kazano/200406b.html#14_t1) などを読んだりなんかして、「友達の友達に直接コンタクトを取る」 ってのもなんか気が引けたりして。その人の自己紹介だけではどんな人だか分からない、とかもあるし。間に立っている「両方の友達」 が明示的に、コンタクトを取ってもよいというパーミッションを両方に与えてあげるとか。なんかこんなごちゃごちゃと考えてる人は私だけかもしれない。自分、「閉じてる」 ニンゲンですから。とか。
ところで、「梅田望夫・英語で読むITトレンド:なぜSNSは使われなくなってしまうのか」 のゲストブロガー川野俊充さん のお話はとても興味深いです。まだまだアメリカは日本の先を行っているなあと。
Evite とかをうまくアレンジして日本に持ってきたら面白いことになりそう。クローズドでもオープンでも良いけど、単なる飲み会でもスケジュール調整して、参加者にオファーして、で、集まって、終わってから感想も共有したりして、そういう履歴が個人に集まっていって、もちろんそれぞれpublic/private 属性が設定できて秘密パーティなんかもできたりして、というのもソーシャルネットワークなサービスかなと。
ネットでできることを囲い込んでも単に小さなネットになるだけでメリットはないので、こういう付加価値の部分でなんかもっと面白いことが起こるといいなあ、とか言いっぱなしで。