ゲームPC が謎の沈黙、HDD 交換の顛末など

Windows 2000/XP のディスクイメージを展開したHDD で起動してログオンすると、すぐ勝手にログオフしてしまうの件」 で交換したゲームPC のHDD がおかしくなったのでその復旧のお話など。
上記の時に交換したのはHGST UATA 160GB、HDS722516VLAT80。マザーボード(ABIT NF7-S(v2.0)) 付属のUATA → SATA 変換アダプタ、「SERILLEL2」 を経由してシステム的にはSATA デバイスとして使用してました。
で、つい先日、起動してみると、POST が終わり、通常なら「Windows 2000 を起動しています」 の表示と共に白いバーが延びる手前の真っ黒画面で完全に沈黙。起動せず。その前の日は正常に終了できていたのに…何故だ。
で、タイミングよく「GIGAZINE - ハードディスク診断ソフト「Data Advisor」の使い方」 で紹介されてたData Advisor を使用してみたところ、容量8GB と認識され、怖くなり、途中で終了。
他、HDD 調査ツールはSATA 接続では不安定だったので、変換アダプタを外して直接UATA で繋いでみたりもしても調査ツールがハングしたりと不安定。この時点で既に新しいHDD を買うことはほぼ確定していたのですが、もうちょっとあがいてみた(今から考えると、さっくり諦めるべきだったかも)。
システムのバックアップは…と見返してみると、日付が2004/09。でもないよりはマシなので戻して再起動、SYSTEM がないよエラーが出て、ここでさじを投げた。
で、新しいHDD を買ってきました。Seagate Barracuda 7200.10 SATA2 320GB、ST3320620AS。HDD を買う際の自分基準というのがあって、

  1. 価格は1万円前後
  2. プラッタの両面を使用していること
  3. できれば2プラッタ

という感じ。2-3年で買い換えたいので、あまり高いのを買っても…という。プラッタの両面を使っているほうが、なんとなく信頼性があるような気がするため。で、7200.10 シリーズはデータシート見ても明言はされてないものの、プラッタとヘッドの数から、どうやら160GB/プラッタっぽいので、320GB を選択。
少し前だとSATA はUATA の1割増しくらいの価格で、あまり積極的に選ぶ理由もなかったですが、今はもうほぼ同じか逆に安くなってきているし、先のことも考えるとSATA のほうがよさげ。しかし安くなったなぁ…。
NF7-S にはSATA(1.5GB bps) がついているので、これに接続。で、BIOS の設定を変更しようと起動順序の設定を見ていたところ、交換前のHDD はBIOS の起動デバイス設定でUATA を外していたから起動しなかっただけで、ちゃんと設定すると普通に起動したわけで…。とすると、起動しなかった原因はなんだったのだろう。わからない。このHDD の処遇はおいおい考えるということで、まずは復旧を最優先。
旧HDD が生きているっぽいことが分かったので、Ghost で普通にDisk to Disk でコピー。容量が増えているので適当にパーテーションも拡大。ウチの場合、C ドライブにはシステム関係のアプリケーションだけを入れていて、インストール不要なフリーソフトやゲームソフトのインストール、各種データ、デスクトップ、マイドキュメントはD ドライブに入れています。E ドライブはキャプチャした動画とか。今回はだいたい以下のような割り振りに。

  • C: 15GB
  • D: 100GB
  • E: 200GB(残り全て)

コピー終了後、適当なDOS FD で起動して"fdisk /mbr" 実行。これで起動できるようになった。あとはアプリケーションの入れなおしとか各種アップデートとか。インストール不要なものは大体D ドライブに入っているのと、ゲームに必要のないアプリは殆ど入れていないので復旧作業自体はラクなものの、時間だけ結構かかる。
インストールしていたゲームも全てゲームフォルダ内で完結していたらしく、特に再インストールとかは不要でした。
全て完了した時点で、バックアップ。もしまたおかしくなってもこの時点まで戻れるので、気分的にも肉体的にもかなりラクです。バックアップはこまめにとっておかないとヤバいですね。
160GB → 320GB と容量倍増となり、かなり快適になりました。ここ最近はHGST のHDD を買うことが多かったけど、今後はまたSeagate に戻りそうです。