[はてな] 「メトロ2033」で実績1000到達

※この記事ははてなダイアリーから移転したものです。リンク切れなどは(気が向けば)修正するかも。

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2013年に全面核戦争が起こってから20年後の2033年、核戦争を生き延びた人たちはモスクワ地下のメトロに住んでいて...という世界が舞台のゲーム。紹介ムービーなどで面白そう、と思ったので購入。
「メトロ2033」 の直前には「スプリンターセル コンヴィクション」 をやっていたのだけど、これはもう非の付け所がないくらいに色々とよく出来ていて(あえて言えば意図せず武器を拾ってしまうことがよくあることくらい)、遊んでて非常に楽しいけどあえて何か感想書くこともないか、となってしまう。まぁこのへんはいずれ気が向けば。
で、そんな練りに練られたゲームの直後の「メトロ2033」 は、ボタン配置などが色々と「イマドキでない」感じで、画面上のHUD 表示を廃してみたのはいいもののやっぱり結局弾の表示などは残っているし、状況確認するためのあれこれに手間隙かかるようになっていて面倒だったり、登場人物は誰が誰だか分からない、など色々不親切さとか、こなれてなさとか、荒いところなどが気になったりして、正直序盤は「失敗したかも...」とか思ったくらい。
このゲーム、既に国家は消失しているため、これまでの貨幣に替わってお金として使われているのが核戦争前に作られた軍用5.45mm弾。これと同じ精度の弾を製造する技術は今では失われてしまっている為、貨幣価値的なものがあると認められているようです。
で、この弾を使える銃もいくつかあるのだけど、現在の技術ではあまりたいした物は作れないみたいで、カラシニコフ(多分AK-74) など、戦前からの武器などがかなり高価で取引されてるようです。ただ、軍用5.45mm弾 1発でどの程度のことが出来るのか、お腹一杯食べられる程度なのかなどはよく分からず。駅の中で暮らしている分にはお金かからないとかなんかなぁ...。
このへんの世界観は非常に面白いのだけど、軍用5.45mm弾も含め弾薬はその辺で拾うのがメインで、行き倒れてしまった人の装備を奪ったり、倒した敵(人)から奪ったり、とにかく下を向いて死体あさりなどしないといけないので、非常に酔いやすいです(このへん「バイオショック」と同じ)。
たぶん「死体あさり」をさせるためのデザインで、対象を自分で見て、ボタンを押して弾を取るようにしてるんだろうけど、もうちょっと何とかして欲しかった。これに関連して、弾を取る、装備を取る、何かアクションを起こせるときに照準の形が変わるのだけど、これが小さくて色も淡いので非常に見えづらい。
また、一応暗闇に潜んで敵をやり過ごす、みたいなステルス性を取り入れようとしているのだけど、結局警報鳴らされたりすると、暗闇に潜んでいても確実にこっちを狙って撃ってくるのであんまり意味ないなぁーという感じ。総じて、人型の敵のAI はおバか(ゲーム中の言葉で言うなら「アホめ」) です。
対して、ミュータントとよばれるクリーチャーどもは基本肉弾戦なのでAIの賢さどうこうは気にならないのだけど、「殴られると勝手にしゃがみ状態になることがある」、「足元にいる敵の姿が見えないことが多い」などここら辺でもちょっと不親切な感じがあったり。あと「絶対戦うな」て言われてるミュータントが、どう考えても戦う以外の選択肢がないよなぁとか。
まぁそんなこんなでどうにか1周、最初は微妙と思っていたのにいつしかハマりだしていて、ラストステージのある光景に感動すら覚え、更にどうやら複数のエンディングが存在するらしい、ってことでついでにできるだけ実績解除をするかとあれこれやってたら実績全解除してました。1周 10時間程度、実績1000まででたぶん25時間程度? 1週間ちょいくらい。フルプライスのゲームはどのくらい遊べるべきか、というのは色々と議論があると思いますが、個人的にはこのくらいのボリュームが最適。
ノーマル難易度で1周して10時間程度、2周目以降は攻略サイトととか実績とか確認しつつ、一番難しい難易度でもう1周、あと収集物回収とかのために一番簡単な難易度で更にもう1周、これである程度実績解除できてるのが理想的。
「メトロ2033」の場合は難易度別の実績がなく、またステージクリアの実績もないため、ちょっと実績の解除ポイントが普通のゲームとは違う感じです。そんなこんなで効率プレイのためには攻略サイトの情報が不可欠。

きつかったのは「レンジャー」「名探偵」そして「悟りの境地」。あと「メトロの住人」「探検家」も含めて、あちこち探し回らないといけない上に、ストーリーが1本道で後から取りに戻ることができないので取り逃しがないように気を使う必要があるので大変。
「悟りの境地」は、カルマを上げる(画面が白くフラッシュして音が鳴る)イベントをたくさん見る必要があるようですが、2周目、ビルの屋上でテープの放送を流すイベントのフラグが何故か立てられなかったのに最終的に解除できたので、必ずしも全てのイベントを見る必要はないのかも。
敵を倒さずにステージクリア、系は本来なら完全ステルスでやるべきなんだろうけど真面目にやるとめちゃくちゃ難易度高いので、結局全ての敵を無視して走り抜けるというムチャなプレイで解除。ステージデザインに問題があるような...。
地上はまだ放射能汚染されているのでゴーグルの着用が必須、この状態で走ったり敵と戦ったりすると息が上がって曇ってきたり、敵の攻撃を受けるとだんだん割れてきて視界が悪くなり、なにより呼吸音が大変息苦しい感じで遊んでるこちらも息苦しさを覚えるくらい。
人々はメトロの駅に住んでいるけど、核戦争の後だというのに共産主義の赤軍とファシストは戦争しているし、野盗(盗賊集団) はいるし商人達の同盟とか駅ごとにそれぞれのコミュニティを形成していてこのへんの背景も興味深い。ゲーム中には出てこないけど他にも宗教団体? とか、色々なコミュニティがあるっぽい。
元が小説を原作としたゲームということで、この度日本語版も出ることになったようなので、これは是非買いたい。インタビューによると、企画としては小説の日本語訳のほうが先だったらしいけど。

amazon の登録だと06/21 発売になってるけど、どうなんだろ。いまんとこ小学館のサイトには情報なし。
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続編の「メトロ2034」てのもあるらしいので、こちらも日本語版希望の方向で!! 勿論ゲームの続編にも期待!!
そうそう、最後になったけどゲームの日本語訳、吹き替えは非常にいい仕事してます。主人公アルチョムはゲーム中は無言、ステージ間で独白するのみなんだけどこれが非常にいい雰囲気作ってます。あと赤軍将校の甲高い声とか(そこかよ)。
音声は日本語、英語、ロシア語、字幕は日本語と英語が入っていてこの辺も豪華。最初は日本語音声日本語字幕にしてたのだけど、ためしにロシア語音声日本語字幕にしてみたところ、字幕の言葉も一部変更されてる箇所があるような...?(「ファシスト」が「帝国」になってたりとか)