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セカンドノベル ~彼女の夏、15分の記憶~
昨年何故かもの凄く欲しくなって「初音ミク -Project DIVA-」 と同時購入したPSP、その後PSP のソフトを買うことはなく、PS3 のtorne と組み合わせてお風呂TV にしてみたりとか一通り遊んだ後はホコリをかぶる日々でしたが1年たってようやく2本目購入。
ゲームサイトの紹介記事見てなんとなく記憶に残っていて、ソフマップ店頭で初回特典のラノベ付き予約キャンセル品があったのでなんとなく衝動買いという、非常に適当な買い方でした。
5年前、学校の屋上から飛び降り自殺したユウイチの後を追うかのように同じく飛び降りた彩野。彼女は一命を取り留めたモノの脳にダメージを負い、15分しか記憶を維持できない。その彼女が語る「物語」を読み進めていくことであのとき何があったのか、が明らかになっていく(多分) というお話。
プレイヤーはユウイチと彩野の親友、直哉となって、彩野が語る「物語」 をカードにまとめ、15分で記憶を失う彩野にそれを見せ、徐々に物語を読み進めていく。このあたりはゲームシステム的には「ストーリーモード」 と「フラグメントモード」 を行き来するようになっていて、ストーリーモードで「物語」 を読み、時間切れとなった時点でフラグメントモードに戻り、「物語」 のあらすじを作成したり、あるいは「物語」 の分岐を作成したり。あらすじを作ると時間経過ゼロで読み飛ばしが出来るようになってより先の「物語」 を読むことが出来るようになるし、異なる分岐を選ぶことでその先の「物語」の展開が変わったりします。
そんなわけで、ぼちぼち合間を見てやってて今セクション3 というところなんですが。
システムがややこしい、という自覚はあるみたいで、ヘルプメッセージがくどいくらいに入っているんですが若干、ポイントがずれていて、このゲーム、あらすじや分岐を作成するための「カード」 を収集・作成する必要があり、これが足りていないとあらすじが作れない、ということが起こりがちで。お話的には基本的に一本道なので、進行状況から足りていないカードを判断し、アドバイスをするようにしてても良かったなーと。お話を読ませるのがメインなのにシステムがそれを邪魔してるように見えるです。
で、結局分岐でコマンド総当たり、てなことになったりするし、「この分岐はまた後で確認しよう」 とか言われても後になったら忘れてるのでなんか分かるような目印欲しいよなー、とか。
また、ストーリーの流れは左から右への一本道で、分岐で違う選択肢を選ぶとそこから右の展開がごそっと変わります。PSP のメモリ的にきついのかもしれないけど、上下に分岐するようにした方が視覚的に分かりやすいのになぁ。イメージ的には連珠(五目並べ)棋譜表示システム盤創 の図のような感じ。
同じセクション内での分岐が難しいなら、せめてセクションをまたぐ分岐に関してだけでも分かりやすくして欲しかったです。ストーリーモードでセクションが終了、フラグメントモードに移ってセクションのまとめを作成、彩野を家に送って1日終了、ってところで何故かまたセクション終了のメッセージが出てタイトル画面に戻る。え、続きはどうやれば...? となるのはさすがに不親切かと...。
カード一覧から特定のカードを選ぶときとか、UMD のロードが入って一瞬カーソルが止まってしまうのも(技術的に難しいのかもだけど) ちょっと不快な感じです。
「物語」 も、実際の所そう大きな盛り上げがあるわけでもなく、非常に淡々としており、なにこのリア充幼なじみカップルめ!! という感じなのでもう少し読み進めてみるつもり。