Windows 7 の”BitLocker To Go” がすごくベンリ

普段持ち歩いてるUSBメモリは紛失防止のために、携帯(au Xmini) のストラップにして、できるだけ気をつけているのだけど、それでもやはりPC 挿しっぱなし、みたいなことが何度か起きたので、万が一の時のために暗号化などができないか、改めて考えてみた。
USB メモリの暗号化で定番のものといえばTrueCrypt で、トラベラーモードを使えば自分以外のPC でも使用可能。これは使えそうかも、とよく調べてみたら、どうやら暗号化を解除するためには、PC にドライバを入れる必要がある、つまり管理者権限が必須なので今回の自分の使用には適さないな、という結論に。
他に似たような機能を持つUSBメモリのセキュリティ というのを見つけたので無料版を試したのだけど、こちらも同じく管理者権限が必要(マウント時にUAC ダイアログが出るか、予めサービスとして常駐) というので諦めた。
で、次に、Windows 7 標準の"BitLocker To Go" もUSB メモリの暗号化が出来るみたい、てことで試してみた。OS 標準の機能ならドライバのインストールも不要なはずだし、管理者権限なくても使えるかも、てあたりに期待しつつ。

使用方法はこの辺。ただし、USB メモリの暗号化はWindows 7 Ultimate / Enterprise でしか出来ないので注意(一度暗号化しておけばエディション関係なく使用可能)。
もうひとつ。Windows XP / Vista の場合は制限があって、暗号化したUSB メモリをマウントしたルートフォルダにあるBitLocker To Go リーダー経由で、読み取り専用で開くことが可能。

USBメモリの暗号化は、4GB のもので数十分程度かかりました。一度フォーマットしてから暗号化するとよさげ。
で、適当にファイルをコピーした後、別PC に管理者権限のないユーザーでログオン後、USBメモリを挿し、暗号化時に設定したパスワードで無事マウントできることを確認。さすがOS 標準だけあって、管理者権限がなくても使用可能でした。
というわけで、Windows 7 ユーザーならこれは是非使うべきだし、このためだけにUltimate にアップグレードする価値があるといっても過言ではないです。USB を持ち歩くことがある全てのヒトにオススメ。