Dell SC440 にWindows 7 β 64bit 入れてみた

期間限定、製品品質に達していないベータ版とはいえ、新しいOS をタダ使える良い機会なので使わない手はない、というわけで、動画エンコード専用機にするつもりでまったくの放置状態だったDell SC440(Pentium Dual Core E2180(2GHz)、DDR2 ECC 2GB、SATA 80GB) に先日改造したGeForce 8600GT を入れてWindows 7 β 64bit 版をインストール。
windows7_setup_format.jpg
セットアップは非常に簡単。デュアルブートにする必要もないのでHDD 全てを1パーテーションで...、と設定しても何故か先頭に200MB の領域が自動的に確保されてしまう。ブート領域なのかな?
とりあえずそれは無視することにして、ディスク0パーテーション2 をフォーマットしてインストール。最初ここでフォーマットを忘れててセットアップが途中で終了してしまうなどの失敗もありました。

windows7_performance
あとは特に大きくはまるような所もなく、セットアップ完了。とりあえずセットアップ完了直後のパフォーマンス。Windows 7 では最大7.9 になったそうです。5.0 あればまずまず...というくらいなのかな。

windows7_nvidia.png
ただこの時点ではGeForce 8600GT 用のドライバがちゃんと入っていないのでWindows Update からインストールする必要があります。

windows7_performance2
そしてアップデート後に再計測。びみょーにスコア向上。
GPU-Z で確認すると、PCI Express x4 で動いてるようで一安心。ただやはりファンレスなのでアイドル時でもGPU 温度が 70度あるのでやばいかも。

ウィルス対策ソフトは今のところNorton 360、AVG Internet Security / AVG Anti-Virus、Kaspersky Anti-Virus あたりが公式対応、ということになってるみたい。

それ以外でも動くものは動く模様。

今回はとりあえずkavwks 8.0 for windows 7 を選択。ベータ版扱いなのだけど、これはこれでアクティベーションを行ってライセンスを取得する必要があって、90日間くらい使えるようになりました。

まだあまりアプリケーションは試してないのですが、ロストプラネット体験版(DirectX 10版) はVista 向けなので期待したのですが起動時にあえなくエラーとなりました。Vista でも動く、一般的なアプリならそれなりに動くような気もします。
Windows 7 はVista ベースなだけあって、UI などVista を踏襲していますが、ウインドウの端をドラッグしたまま画面端まで持って行くと自動的に最大化/同じくウィンドウ端を画面端から離すと元のウィンドウサイズに戻る、などが、なんてことないのだけど気がきいてる感じがします。
またVista の場合、UAC のダイアログボックスが出るまでの「間」 がものすごーくイライラしたものですが、Windows 7 だとデフォルトの状態でも即表示されるので、快適です。
今回試したSC440 のスペックもそんなに高くはないはずなのに動作がつっかかったり待たされたりなどのストレスもなく、かなり快適に使えているので、色々チューニングが進んでレスポンスが良くなったのかな、と想像。
ベータとは思えないほど、安定しています。1回だけ、explorer.exe がおかしくなったので再起動させたりなどもありましたが、今のところ再現しないし状況説明も難しいので説明略。再発したら不具合レポート送ってみます。
Vista も、なんだかんだで良くないイメージが付いてしまっているし、ひょっとすると今年中にWindows 7 正式リリースなんて事もありうるかもしれない(根拠無し)。現状特に困ってなかったり、PC を買う予定もなければWindows 7 出るまで、というかWindows 7 への無償アップグレード付きVista PC が出るまで現状維持で待ち、にしても良いかも知れない。
ベータのダウンロードとライセンス取得も期間限定なので、さしあたって使う気がなくても、とりあえず落とすだけ落としておいたほうが良いかもです。
(2009/01/19 20:44 追記)