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まずは以下の資料をご覧ください。
MORPGにおけるロールプレイ | iwatamの個人サーバ
このコラムのウチ、以下の部分が今回言いたいことのとっかかりによさげなのでモジュールのテストをかねて引用してみます。上手くいくかな。
もしゲームの方でそうした雰囲気がきちんと決められているのなら、キャラの行動や話し方はその雰囲気に合わせるべきだ。「ときめきメモリアルオンライン」なるものができたら、そこでされる会話がいかにギャルゲー的な会話であっても文句は言えない。逆に「おめーら、会話が気色悪いんだよ、このオタが」と文句を言う人がいたら、「これはそういうゲームだ。このゲームにそれ以外の何を期待してるんだ?」と逆に言い返す。
3.3. ゲームの雰囲気に合わせるということ
この話はロールプレイやなりきりプレイ、ネカマプレイなどの話の中でたとえ話として出てきているわけですが、「ときメモOnline」 について言及しているいくつかのサイトではネカマの出現を危惧する声がちらほら。はっきりいって、もしネカマを徹底的に排除できたとしたら、それは相当つまらないゲームになってしまうと思いますよ。確か韓国での「ラグナロクオンライン」 はリアル性別と紐付けて自分と違う性別のキャラクタは作れないようになってたように思いますが。
どうせこんなゲーム、どう取り繕ったとして圧倒的に漢しかやらないはず…と思ったけどキャラクタのかわいさで意外と浸透するのではないか、と思った。と撒き餌を蒔いてみるネカマがココに一人。
いやいや、我が事ながらかなりイタい話ではあるのですが、FF11 ではいわゆるネカマをやってまして、基本に忠実に、フトコロのナイフ*1 を隠しつつ、丁寧な言葉遣い、立ち回りをしていたら勝手に勘違いされて微妙にかわいがって頂けたり、マジ告白されたりとかしましたがそれもまた良い思い出です。でも貢がれたりとかはあんまりなかったですよ、ええ。ほぼ自力で稼いで装備買っていても、「どうせ貢いでもらってるんでしょ?」 みたいに言われたことはありますが。
話がだいぶそれたので戻します。リアルの性別がどうであろうと、所詮ゲームなんだし、好きにさせてよ、と思うわけです、ネカマとしては。「FF11 の楽しさの半分はネカマで出来ていた」 と、本気で思っています。この楽しさは…どう表現すると良いのか…、期待されるであろう言動を引かれない範囲でやってのける? 「なりきり」 との線引きが難しいところです。もちろん、ことさらに自らが女であるかのように振る舞ったりは当然やらないですよ*2。
全然話が戻ってないので頑張って戻します。スクリーンショットを見るに、学内の施設とかでウロウロとしているように見えますが、どうにも、ラグナロクオンラインのそれと重なって見えて仕方がない。おそらく、開発者の中にハマったひとがいるのでしょう、坂口さんが「EQ」 に大ハマリした結果企画されたのが「FF11」 であるように*3。でも高校って、授業とかあるから仕方なく同じ場所に皆がいるのであって、やることないなら帰るなり遊びに行くなりしますよね。現実には一人でゲーセンに行きたい日もあるでしょうけど、このゲームではそういうソロプレイヤーに対するケアはあるのか、とか。
あと、ゲーム自体が何を目的とするのか、というのも不明。オリジナルの設定から引っ張ってくるとすると、高校生活を3年過ごし、最後に意中の異性に告白をする、ということになるわけですが、告白相手もプレイヤーキャラクタだとすると…どうなるんだろうね? ここぞまさにネカマの面目躍如といったところですがいい加減しつこいですな。>ネカマ
MMORPG はシステムに慣れてくるとレベル上げは単なる作業になり、かけた時間に正比例する形で結果が得られるという、完全な直線という形でこれから先が見えてしまい、そうするともうチャットで気を紛らせながらえんえんと単調な作業を繰り返していくしかないのです。寝落ちは確かに迷惑ですし、ちゃんと寝ろ、って感じですが、システム自体が単調故にすぐ眠くなる、というのは否めないです。それでも、真剣にゲームプレイをする余地はいくらかは残っているのですが、「ときメモOnline」 はそういう単調なゲーム部分すら実装されないんじゃないかとすると、最早チャット以外にすることはなくなるわけですが、それは面白いのか!?
どのくらいをターゲットとして販売目標をどのくらいに設定するかによって内容はいくらでも動かせそうですけど、タイトルからして、一般層向けには考えてないのではないか、と思いたい。というか自メーカー初のネットゲーがこんなのってどうよ!?
一応、細くて険しい道だけど、正しい道はあるはずなので、頑張って頂きたい。でも個人的にメタルユーキは信じてないので。PS1 のときメモは、PCE 版の優秀なオリジナルスタッフが作った遺産をそこそこ丁寧に移植して、上手くプロデュースできたから成功したのであって、その後の展開は…ね。
で、色々と「ボクの考えたときメモOnline」は話のネタとしては面白いけど書くのは面倒なのでさっくり割愛。
ゲームであることを放棄するのはひよってるとしか思えないわけですが、どうなることやら。
当時の「ハイパープレイステーション」 とか見直しててとてもとても懐かしい気持ちに。1995-1997年くらいはまさにユメのような時代だったよね。もう2度と来ないという意味でも。
*1:ログイン公式Webサイト WebLOGiN 編集者持ち回りブロードバンドコラム ビビビ! などを参照のこと
*2:それとなく匂わせ、くらいはするかも
*3:結局実制作には殆ど関わってないはず。この人が残っていれば「FF11」は…と思わなくもない。