RHL9 からの移行先選定 で、移行しましょう、とか言ってましたが、結局日々のあれこれにかまけて移行先を選定する時間が作れないままにRHL9 のパッケージサポートが終了してしまいました。
とはいえ、まったく何も用意をしていなかったわけではなくて、RedHat の公式サポートが終了した後、"The Fedora Legacy Project" にパッケージアップグレードは引き継がれる、ということが分かったので、それを使わせて頂こう、と。
既にApache とかPHP はソースインストールに切り替えてしまっているものの、rpm パッケージによる簡単インストールが使えるならば使うに超したことはありません。RedHat オフィシャル以外にも、rpm をパッケージして配布しているところはありますが、オフィシャル(に近い)ものがあればやっぱりそれを使いたいです。
「The Fedora Legacy Project」 の「Download」、「Documentation」、を参考にしつつ、まずはそこから辿れる「Fedora Wiki - Legacy RPMUpgrade」 の手順でこれまで長らくお世話になった"up2date" をストップ。これで青いアイコンともお別れです。次にrpm そのもののバージョンが少し古かったようなので、アップグレード。
最終的にはどちらか一つに絞ることになるだろうけど、"up2date" に変わるアップデートツールとして、"apt" と"yum" をインストール。この辺りのやり方は「Linux Magazine June 2004」 の特集記事「最新アップデートツール事情」 が参考になりました。が、この記事は主にFedora Core を対象としていて、RHL9 とか向けの記事は少なめだったので少し拍子抜けでした。記述例もそのままでは流用できなかったので、色々試して、以下のような感じに落ち着きました。例によってあくまで参考としてご参照下さい。
/etc/apt/sources.list (for RedHatLinux9)
#mirror
rpm ftp://ftp.riken.go.jp/pub/Linux/fedoralegacy/apt redhat/9/i386 os updates legacy-utils
#original
#rpm http://download.fedoralegacy.org/apt redhat/9/i386 os updates legacy-utils
/etc/yum.conf (for RedHatLinux9)
[main]
cachedir=/var/cache/yum
debuglevel=2
logfile=/var/log/yum.log
pkgpolicy=newest
distroverpkg=redhat-release
tolerant=1
exactarch=1
exclude=kernel*
[base]
name=Red Hat Linux $releasever - $basearch - Base
baseurl=ftp://ftp.riken.go.jp/pub/Linux/fedoralegacy/redhat/$releasever/os/$basearch/
http://download.fedoralegacy.org/redhat/$releasever/os/$basearch/
#http://download.fedora.us/fedora/redhat/$releasever/$basearch/yum/os/
gpgcheck=1
[updates]
name=Red Hat Linux $releasever - $basearch - updates
baseurl=ftp://ftp.riken.go.jp/pub/Linux/fedoralegacy/redhat/$releasever/updates/$basearch/
http://download.fedoralegacy.org/redhat/$releasever/updates/$basearch/
#http://download.fedora.us/fedora/redhat/$releasever/$basearch/yum/updates/
gpgcheck=1
[legacy-utils]
name=Fedora Legacy utilities for Red Hat Linux $releasever
baseurl=http://download.fedoralegacy.org/redhat/$releasever/legacy-utils/$basearch/
ftp://ftp.riken.go.jp/pub/Linux/fedoralegacy/redhat/$releasever/legacy-utils/$basearch/
gpgcheck=1
両方とも、パッケージリストが取得できるところまでは確認できています。fedora-legacy-announce に参加したのと、なにげにパッケージの更新情報がRSS で配信されている ことが判明したので、このあたりからアップデート情報を収集しつつ、ある程度判断が付いた段階でどちらかを定期的に実行させる予定。
(2004/06/10 10:01 追記)
@IT の記事へのリンク。
- @IT:サポートが終了したRed Hat Linuxをアップデートするには(yum編)
- @IT:yumで自動更新しないパッケージを指定するには
- @IT:Fedora Core 1を自動的にアップデートするには
- @IT:Red Hat LinuxでAPTを使うには
(2004/06/18 14:59 追記)
さらに@IT より。
(2004/06/20 13:24 追記)
もう使わないであろう、RedHatNetwork とup2date 関係のパッケージを削除してみました。削除したことで今後なにか問題出るかもしれないので、イザというときのためのメモをかねて。
- firstboot-1.0.5-11
- up2date-gnome-3.1.23.2-1
- up2date-3.1.23.2-1
- rhn-applet-2.0.9-0.9.0.1
- rhnlib-1.0-4
特にfirstboot はなんか入れておいたほうがよさそうなのですが、インストールにはup2date が必要とのことで、そうすると何やってんだか分からなくなるので、削除したままにしています。