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新規漫画を買うとき、ネットの評判を参考にしたり、そしてリアル店舗で「あれなんだったっけ?」 とかなったり、もしますが、大抵は表紙買い、とかなのです。店頭POP はあんまり参考にしてない気がする。
で、およそ8割程度のヒット率なのですが、さすがに色々とシリーズモノに手を広げたりしてるので、全くの新規開拓をする余裕というか、賭けみたいなことが心理的にだんだん難しくなってきました。既に数巻出てたりしたらより手を出しづらくなるしね。
そこでネットカフェ(漫画喫茶) ですよ。
で、まえまえから気になっていた「ゆびさきミルクティー」 を読んでみた。残念ながら4巻までしかなかったので、家に帰って速攻5巻までAmazon で注文した。で、到着。
いやぁ、これは数年ぶりのヒットかもですよ。
主人公、由紀は女装してセルフポートレイトを撮るのが趣味の少年。でもオカマではない。でも変声期に入っちゃったので裏声で女声をだせるように特訓してたり(これ結構大変なトレーニングだよ?)。
で、幼馴染のひだりと、成績優秀で近寄りがたいクラスメイトの水面との三角関係になってくるわけなのですが実に水面がよいのです。単に「ツンデレ」 とかラベリングしてしまっては重要な要素がいくつも零れ落ちてしまうような気がする。
なんとなく「きまぐれ☆オレンジロード」 っぽい感じもしたりしなかったりする。どちらかというとまどかではなくてひかる派だったのだけど、ひだりではなくて水面なんだよなぁ。年がばれるなぁ。
漫画の表現的にやや荒かったりするけど、セリフとかが結構鋭くて、特に「他の人の人物評価」 とかがスキなのだけど、そこで説明されるほどにはキャラにそれが反映されてなかったりする。ひだりってそんな怜悧か? とか。
思うに、実は水面はある意味不思議ちゃんで、不思議ちゃん的思考に基づいて他人を評価したり、3日間泣きはらした挙句、コンタクトにしてイメチェンを図ってみたり、とかやってくれるわけです。そこにたまらなくひかれるのですよ。そしてたぶんO型(公式設定は知らん)。
あ、あとなにげに亘もよいキャラです。男性的で。
主人公の女装は、水面にはバレバレで、それはたぶん「普通分かるよねー」 というリアリティであるんだけど、漫画的にはそれだけ水面はよく見ているということなんだよね。他の人間はほぼ気づいてないわけだし。
早く6巻出ないかなぁ。ペース的に、年末あたりかな。