[はてな] ひぐらしのなく頃に~綿流し編~・2

※この記事ははてなダイアリーから移転したものです。リンク切れなどは(気が向けば)修正するかも。
せっかく書いたものを消すのも忍びないので、別途書いてみる。やっぱりネタバレ注意なのです。
そうそう、ネタバレがイヤな人は、公式サイトすら見ちゃいけないかもです。うっかり「雛見沢迷所案内」 を見てしまい、綿流し編終了段階の私にとってのネタバレがあることを発見。がっくり。気をつけよう(誰に言ってるのやら)。
導入エピソードである鬼隠し編で雛見沢村の通り一遍の観光案内が終了し、初期状態だけは同一であとは微妙に異なるパラレルワールド、というのが綿流し編の位置づけかと思われます。今後、エピソードを読み進むにあたり、「同じ部分・異なる部分」 などに注意して差分を見ていく必要がありそうです。
今回一番感心したのは、上にも書いたけど魅音と詩音関係。魅音の口からでまかせの仮想人格かと思わせ、ゲーム大会にもらった人形を巡っての悲しい出来事を引っ張り出し、主人公にそれを気づかせ、そうかそうか、そう持ってくるのねー、と思ったらホンマに別人なのかよ!! と。ミスリーディングというか、作者の思惑にまんまとハマった、と感じた一瞬でした。こう、作者の作った枠から逃れられない、という点ではまさしくこれは「ゲーム」なのでは? とも思った。
ミスリーディング系で言えば、電話を切った後再度電話がかかってきて「うちのおじいちゃんそっちに行ってませんか?」と聞かれる、のとかかなり震えた。それは、鬼隠し編の、レナが1時間もずっと黙って部屋の前にいた、というのにどうしても重なってしまうから。…で、その後に手に入ったTIPSで人騒がせなおじいちゃんだなぁ、となるものの、実は…という転がし方も実にウマい。
で、再度魅音と詩音。「生き残った二人」として、毎晩お互いの無事を確かめている、はずが…うわぁぁぁぁぁぁぁ。結局「アレ」は魅音、だったのだよね? 最後の最後のほうでも魅音?詩音?と思う箇所があり、というかホントに起きたことなのかどうかも分からず、ラストちょい手前は「どうしようもない、悲しい昔話」って感じで結構ホロリときてたのに、最後こう落とすとは…、とここでも手のひらで踊らされているわけです。
今回の事件の原因として、ゲーム大会にもらった人形を巡っての悲しい出来事を再度引っ張り出してきたり、なにげに日常パートでの言動も見逃せません。
今回のレナはとんだ名探偵、妙に勘の鋭い、イイヤツでした。いつ豹変するかとこっちは常にビクビクだったのですが、ってまんまと手のひらで(以下略)。
これまでの数年の「法則」に従うならば、主人公を殺すのは不自然さがあるわけで、お疲れ様会でも言われてましたがこの辺がポイントそうですね。ってここでもミスリーディングで転がされてる可能性が高い。
「消去予定の人間に深くかかわったかもしれない人間なので消去」ということなのか? でもそれだけじゃ薄すぎだよねぇ。
どうやらヤバい系の注射の類なども複数ありそうですな。
こんなところかね?